Agility Roboticsは、開発を進めるヒューマノイドDigit 5のバッテリー技術供給者にNyoboltを選定した。10月15日の発表は、Agilityが9月にDigit 5を公開した際に初めて示した充電の数値、すなわち90分稼働した後に9分間充電するという説明の技術パートナーを明らかにした。

両社によると、稼働時間対充電時間の比率は10:1で、Digit 4の2:1と比べ、Digit 5は1日20時間以上働ける可能性がある。Digit 5はまだ開発中だ。Agilityの製品ページは、その仕様を量産前のハードウェアとソフトウェアの社内試験に基づく暫定的な推定値としている。

大きな変化

  • 変わったこと: AgilityはDigit 5の急速充電バッテリーシステムの供給者をNyoboltと明示した。90分稼働と9分充電は9月にDigit 5とともに発表済みで、供給者名が公表されたのは10月15日だ。
  • 重要な理由: 倉庫・製造事業者にとって、充電停止が短ければ、予定した1日のうちロボットの作業に使える時間が増える可能性がある。公表された稼働対充電比率はDigit 4の公表比率の5倍だ。発表にはDigit 5の1シフト当たり作業量の実測値はない。
  • 注目すべき点: AgilityはNyobolt搭載Digit 5の早期アクセスを2027年上半期に見込んでいる。充電性能とシフト全体で完了する仕事を確かめるには、顧客現場の運用記録が必要となる。

20時間という主張の計算根拠

発表された数値では、稼働と再充電の1サイクルは99分で、90分が稼働、9分が充電だ。理想的なサイクルの約91%を稼働が占める。他の中断なしに繰り返せば、24時間のうち約21.8時間を稼働に使える。この計算は20時間を超える可能性を裏づける。充電器への移動、空いたドックを待つ時間、保守、作業に伴う休止はその時間を減らす。また、この計算は稼働中にDigitが何個の品物を扱うかを示していない。

Digit 4との比較にも同様の限界がある。Agilityが示す従来機の稼働対充電比率は2:1で、Digit 5の計画比率は10:1だ。これらは各システムが充電に使う時間に対してどれだけ長く稼働するかを示す。世代間の日次処理量を実測比較したものではない。

新システムが事業者に届く時期

関連するNyoboltサイトの共同発表は、同社バッテリー技術を使うDigit 5の早期アクセスを2027年上半期に見込み、その後6~9カ月で製造、倉庫、配送事業者への提供を拡大するとしている。Agilityの製品ページによれば、Digit 5と記載された機能は引き続き変更されうる。これらの文書には、この構成のDigit 5のバッテリー容量、充電器の必要電力、価格、顧客現場での稼働サイクル結果はない。

ロボット群を検討する事業者に有用な証拠は、ロボットがどれほど頻繁にドックに戻るか、自社施設で充電に何分かかるか、停止の間に割り当てた仕事をどれほど完了するかだ。発表はバッテリーパートナーと暫定的な充電目標を示すが、Nyobolt搭載Digit 5の独立した現場評価は示していない。BIG CHANGEは文書を確認し、理想的な稼働時間の割合を計算した。ロボットやバッテリーを試験してはいない。

出典と参考資料

  • Agility RoboticsとNyoboltによる2026年10月15日の発表。Nyoboltを選定し、90分稼働、9分充電、Digit 5の10:1とDigit 4の2:1、2027年のアクセス計画を示す。数値は企業提供で、顧客現場における独立した稼働サイクル試験の報告はない。
  • Agilityによる2026年9月15日のDigit 5公開発表。同じ充電数値と20時間超の主張が供給者発表より前にあったことを示す。既存のDigit 4導入と、計画中のDigit 5の能力を区別して説明する。
  • AgilityのDigit 5製品ページ、2026年10月15日確認。計画中の10:1と1日20時間を示す一方、Digit 5は開発中で、仕様は量産前構成の社内試験・ベンチマークによる暫定的な推定値としている。一部の安全機能も開発中だ。