Metaは9月29日にMuse for Small Businessを発表し、同月初めに紹介したパーソナルエージェントにビジネス向けスキルとコネクターを追加しました。導入を検討する事業者にとってまず重要なのは、Museが事業のどの情報を見られ、そのアクセスで何ができるのかです。

大きな変化

Museは、Instagramのプロ向け分析、Facebookページ、Meta広告アカウント、一部の外部ツールなど、接続済みのビジネスアカウントやサービスを利用できるようになりました。Metaは既存のパーソナルエージェントにこれらの機能を追加しました。

SNS上の活動、販売、財務ツールへのアクセスにより、Museは下書きの作成や項目の指摘に使える情報を得ます。所有者は、公開する記録と承認する操作を選びます。Metaは新しいビジネス機能による収益や時間短縮の測定値を示していません。

Metaによると、投稿、送信、支出には承認が必要です。Museを評価する際は、アクセスを許可する前に各コネクターの権限表示と承認設定を確認してください。コネクターの全リストはアプリ内で確認できますが、アカウントへのアクセスは制限されています。

接続によってMuseにできること

9月8日のMuse発表では、ブラウザーや接続済みアプリを使い、バックグラウンドで作業を続け、重要な操作の前に承認を求めるエージェントが説明されました。9月29日の発表ではビジネス向けスキルや接続が加わりました。Metaは、第三者サービスとしてAsana、Canva、Intuit QuickBooks、Shopify、Slack、Stripeを挙げ、自社のビジネスアカウントも含めています。この一覧は対応サービスを示すもので、各サービスでMuseが求めるすべての権限を示すものではありません。

Metaのコネクターに関する案内によると、ユーザーは「設定 → コネクター」を開いてサービスの情報を確認し、認証できます。同じヘルプページには、情報の取得だけに制限できるコネクターもあり、接続を解除すると以後のデータ交換が止まると記載されています。タスクで使用済みの情報はMuseのメモリーや会話履歴に残る可能性があります。カスタムコネクターも作成できますが、Metaはそれらや情報の利用方法を審査しないとしています。

ビジネス向け発表では、売上やキャンペーンの確認、翌週の広告案の作成、異常な支出の指摘などを促す例が示されています。これはMetaが提案する使い方です。引用された事業者やパートナーのコメントから、一般的な節約効果や信頼できる会計チェックが確認できるわけではありません。BIG CHANGEはビジネスアカウントでMuseを試していません。

承認、アクセス、料金

Metaはビジネスページで、承認なしに投稿、送信、支出が行われることはないと説明しています。Museの安全システムに関する技術説明では、Sentinelという独立したコンポーネントが紹介されています。Sentinelはコネクター経由で要求された操作をユーザーの権限と照合し、クライアント上でユーザーが判断するまで実行を停止できます。Metaはさらに、低リスクまたは以前に許可された操作は再確認なしで進む場合があり、権限は複数の方法で範囲を設定できると述べています。これは同社による制御機能の説明であり、新しいビジネスコネクターでの挙動は検証していません。

Metaのビジネスページによると、Museは米国とカナダの18歳以上の人が利用できます。サブスクリプションに関するヘルプページでは、Museと各プランは限定テスト中で、地域やアカウントによって異なると説明されています。利用上限のある無料プラン、週5億Museトークン付きの月額20ドルのPowerプラン、30億トークン付きの月額100ドルのMaximumプランが掲載されています。どちらのページにも、ビジネス専用料金、無料枠、各プランに含まれるビジネス作業やコネクターは記載されていません。そのため、対象地域にいるだけで、すべての事業者が発表済みの接続を今すぐ使えるとは限りません。

出典・関連資料