Claude Code の Ultrareview は、人がマージを判断する前に既存の Git ブランチを Anthropic のクラウドで調べられます。考えるべきことはバグが見つかるかだけではありません。どのリポジトリ情報が端末を離れるのか、費用はいくらか、各指摘をコードで確かめられるかが重要です。本ガイドは、大きなブランチをレビューする権限があり、組織の規則に従ってリポジトリをアップロードできる人向けです。内容はAnthropic の現在のリサーチプレビュー版マニュアルに基づきます。BIG CHANGE はコマンドを実行しておらず、指摘も検証していません。

大きな変化

  • 変わったこと: /code-review ultraは現在のブランチをデフォルトブランチ、または指定したベースと比較し、ステージ済み・未コミットの変更を含めてクラウドでレビューできます。
  • 重要な理由:既存の変更に対してファイル単位の指摘を返せますが、ブランチを使う経路ではリポジトリの状態もアップロードします。表示される diff だけでは端末を離れる情報を判断できません。
  • 注意すること:利用可否、アップロード範囲、一度限りの無料実行回数、クレジット見積もりは変わり得ます。各指摘にはローカルでの検証が必要で、指摘がないレビューもバグがない証拠にはなりません。

1. ブランチと元の確認方法を明確にする

変更を含むリポジトリから始めます。現在のブランチ、意図するベース、受け入れ条件、既存のテストまたはビルドコマンドを記録します。追跡対象ファイルのステージ済み・未コミット変更も含む diff 全体を確認します。ベースを指定しないと現在のブランチとデフォルトブランチを比較し、別のベースを指定すると比較対象が変わります。指摘を修正した後に同じ確認を繰り返せるよう、最初の結果を残します。

それが本当にレビューしたいブランチか確認します。差分が空なら拒否されます。最初のコミットや共通のマージベースがないブランチでは、マニュアルの確認手順と上限のもとで追跡対象の全ファイルが対象になる場合があります。意図した範囲でなければ開始前にブランチまたはベースを修正します。現在文書化されている既定上限は変更ファイル 500 件、変更行数 8,000 行で、実際の拒否メッセージに適用中の上限が表示されます。

2. リポジトリをクラウドへ送れるか判断する

Anthropic のアップロード規則によると、完全なクローンバンドルは全ブランチのリポジトリ履歴と、追跡対象ファイルの未コミット変更を含みます。未追跡ファイルは意図的に追加しない限り含みません。ネイティブ Windows では、認証情報を思わせる名前でも追跡対象の未コミット変更はアップロードされます。macOS、Linux、WSL では一部の機密性のある未コミット変更を除外しますが、コミット済み内容は履歴に残ります。コード方針に従って履歴と追跡対象変更を調べ、アップロード権限のない情報があれば保存したまま停止してください。レビューの diff が小さいだけでは判断できません。

文書上のバンドル上限は 100 MB 未満です。それより大きい場合、Claude Code は現在のブランチのみ、次に履歴をまとめた作業ツリーのスナップショットへ切り替えるか、失敗します。代替を受け入れる前に実際の範囲を確認します。github.com の pull request をレビューするのは別経路で、ローカル作業ツリーを送る代わりに、接続済み GitHub アカウントを通じてクラウドのサンドボックスが PR をクローンします。

アカウント資格も確認します。Ultrareview には claude.ai へのサインインが必要で、API key だけの認証は使えません。現在のマニュアルでは Bedrock、Google Cloud Agent Platform、Microsoft Foundry、Zero Data Retention、HIPAA 構成を対象外とし、顧客管理の暗号鍵も利用を妨げます。対象外の一部条件では、代わりにローカルレビューを実行します。クラウドが使えない場合は結果の種類を正確に示します。別のローカル /code-reviewワークフローを、許可されたローカルレビューに使えます。

3. 開始ダイアログを読み、一度の実行を許可する

対象ブランチの対話型 Claude Code セッションで入力します。

Text
/code-review ultra

確認済みの別ベース、例えば develop を使う場合は、次を入力します。

Text
/code-review ultra develop

コマンドはパスではなくブランチ比較を対象とします。ダイアログのブランチ、ベース、変更ファイル数・行数、残り無料回数、予想クレジットを、手順 2 で確認したアップロード範囲と併せて読みます。比較対象、アップロード権限、見積もりが適切でなければ停止します。呼び出して確認した後にだけ開始します。

Anthropic は現在、Pro と Max のアカウントに 3 回の一度限りの無料実行を案内しています。その後はマニュアルによれば通常 5~25 米ドル相当の利用クレジットを使いますが、判断にはアカウントの開始時見積もりを用います。有料レビューには利用クレジットの有効化が必要です。クラウドセッションが始まると 1 回と数えます。無料実行を止めても回数を消費し、有料作業は実行済み部分に課金される場合があります。機能、価格、利用可否はリサーチプレビューの条件なので、この文中の固定額で予算を決めず現在のダイアログを確認してください。

4. 同じ実行を追跡し、各指摘を調べる

マニュアルによればレビューは通常 15~25 分かかり、バックグラウンドで動きます。/tasks を使って実行中または完了したレビューを調べ、セッション通知で指摘を確認します。端末が静かでも二度目を始める理由にはなりません。停止したレビューから部分的な指摘は返りません。セッションが見当たらない場合は停止、アーカイブ、削除、サインイン先アカウントの変更を確認します。非対話コマンドがタイムアウトしてもクラウド実行が継続する場合があります。別の無料・有料実行を考える前に元の実行状態を確定します。

各指摘について引用されたファイルと位置を開きます。主張を意図する動作と比較し、再現可能なら対象を絞った確認を実施します。修正、誤検知、受け入れたトレードオフ、未解決の疑問を、根拠となるコードと確認結果とともに記録します。Claude が修正を提案したら、受け入れる前に diff を見ます。Anthropic はレビュアーエージェントが報告内容を検証すると説明していますが、その説明は自分の確認の代わりになりません。指摘なしで完了したことはレビュー結果であり、バグがない証拠ではありません。

5. 最終ブランチを基にマージを判断する

編集後は意図するベースに対する最終 diff 全体を確認します。元の受け入れコマンドと指摘評価に使った対象限定の確認を再実行し、失敗も含め実際の結果を記録します。未解決事項や失敗があるブランチは、所有者が次の対応を決めるまでマージしません。マージは人のレビュアーまたは所有者が判断します。Ultrareview をもう一度使うのは無料回数またはクレジットを別途消費する別実行であり、変更後のコードに必要な場合に限り妥当です。

これは開発済みブランチに対するクラウドレビューの手順です。設計、実装、ブランチレビュー全体の流れは BIG CHANGE のSuperpowers ガイドを参照してください。

出典・関連資料

  • Anthropic「ultrareview でバグを見つける」はコマンド、ブランチとベースの範囲、アカウント制限、ダイアログ、価格、タスク追跡、上限、指摘を説明します。リサーチプレビュー製品のマニュアルであり、BIG CHANGE の実行や特定ブランチの安全性を示す証拠ではありません。
  • Anthropic「クラウドで Claude Code を使う」はバンドル、履歴、プラットフォーム別の追跡ファイル処理、未追跡ファイル、容量による代替を説明します。アップロード前に実際のリポジトリと方針を確認する必要があります。
  • Anthropic「/code-review でローカルレビューする」はクラウドが使えない、または不要な場合の別のローカル手順を説明します。その結果を Ultrareview の指摘として扱ってはいけません。