NVIDIAによると、RTX SparkノートPCは10月16日に販売が始まった。これにより、Microsoftの10月7日のイベントで発表された予約注文から、Windows機が店頭販売へ進んだ。同社の販売開始に関する発表では、ASUS、Dell、HP、Lenovo、Microsoft、MSIの機種が挙げられている。10月17日の記事は発売イベントの報告であり、ハードウェアの別の発売日を示したものではない。

ローカルAIを動かすPCを購入する際に重要なのは、自分の地域でどの構成が販売され、どのソフトウェアをすぐに使えるのかという点だ。RTX Sparkはチップのプラットフォームであり、単一のノートPC仕様ではない。NVIDIAが宣伝するのは、最大128 GBのCPU・GPU共有メモリーと、最大1ペタフロップのFP4 AI演算性能だ。エントリーモデルでは、いずれの最大値も保証されない。BIG CHANGEはノートPCの実機テストも、独自の性能測定も行っていない。

大きな変化

  • 何が変わったか:NVIDIAは10月7日の予約開始発表に続き、PCメーカー六社のRTX SparkノートPCが購入可能になったと説明している。10月17日のブログは、この発売を祝う小売現場のイベントを記録したものだ。
  • 影響を受ける人:ローカルモデルや高速化されたメディア制作を検討する開発者やクリエイターは、挙げられた機種と、実際のメモリー・ソフトウェア構成を比較できる。地域ごとの在庫と納期は、引き続き販売店で確認する必要がある。
  • 次に見る点:GitHubはすでにCopilotアプリでローカルから提供するモデルを選ぶパブリックプレビューの手段を用意しており、HydraFusionはリサーチプレビューで利用できる。Microsoftはローカルとクラウドの自動ルーティング計画を10月後半に予定していた。これを前提に作業手順を組む前に、対象のクライアントと機能を正確に確認したい。

ノートPCも価格も構成の確認が必要

NVIDIAの発表には、ASUS ProArt P14とP16、Dell XPS 16、HP OmniBook UltraとOmniBook X 14、Lenovo Yoga Pro 9n、Microsoft Surface Laptop Ultra、MSI Prestige N16 Flip AI+とPrestige N16が並ぶ。同社は、メーカーと主要販売店を通じて世界各地で購入でき、価格や構成は地域によって異なると説明している。個々の販売店のページには、なお予約注文や在庫切れの選択肢が表示される場合がある。NVIDIAのプラットフォーム発表は、全機種の在庫を保証するものではない。

NVIDIAの二つの発売案内ページは、開始価格が食い違う。10月16日のニュースルーム発表ではノートPCは2,599ドルからとされるが、10月17日のブログでは2,399ドルとされている。どちらも128 GBの機種を示す価格ではない。Microsoftの米国向けSurface Laptop Ultra構成選択ページの検索インデックスのスナップショットには、24 GBの基本構成と、別の128 GBの選択肢が表示された。現在の価格や在庫を確認するための実際のストアページは読み込めなかった。購入の判断には、選んだ販売店が示すメモリー、プロセッサー、価格、配送情報を使うべきだ。

共有メモリーの設計がローカルモデルに重要なのは、CPUとGPUが同じメモリープールを使うためだ。NVIDIAは、十分なメモリーを備えた構成なら、より大きなローカルモデルや制作シーンを収められると説明する。ただし、挙げられたすべてのノートPCや最安版で、特定のモデルを実用的な速度で動かせると証明したわけではない。フレームレート、レンダリング、モデル容量の数値は、同社の条件下での主張であり、この記事のために行った測定ではない。

ソフトウェアは別々の日程で登場

NVIDIAの10月13日のソフトウェアまとめでは、複数の異なる提供段階が示されている。ローカルネットワーク向け推論ルーターのNVIDIA PAIRはベータを終了し、NVIDIA Broadcast 2.3はダウンロード可能だとしている。PhotoshopとPremiere向けのRTX Spark最適化はベータ段階で、Substance 3Dの更新は後日となる。同じまとめでは、Hermes Agentの細かなOpenShell制御とMicrosoft Execution Containersの統合は10月末までに登場する予定だ。これらがすべて初日から提供される正式版というわけではない。

本誌の先のWindows発売報道でも、同じハードウェアの予約注文とMicrosoftのソフトウェア日程を分けて説明した。MicrosoftのExecution Containersは開発者向けに一般提供されている。GitHubの現行Copilotアプリ文書には、ローカルのモデルプロバイダーを追加し、エージェントセッションでそのモデルを選ぶパブリックプレビューのサポートが記載されている。GitHubの10月14日の変更履歴によると、HydraFusionの複数モデルのオーケストレーションはVS Code、Copilotアプリ、CLIでリサーチプレビューとして提供され、プランとプレビュー設定による条件がある。

一方、10月7日のGitHubとMicrosoftの説明では、端末上とクラウドでの推論の自動ルーティングは、その月の後半に予定されていた。NVIDIAの10月13日のまとめは、Copilotが独自のルーティング機構を統合したと述べ、ローカル設定を案内しているが、その特定の自動ローカル/クラウドモードが全クライアントに公開されたかどうかは明示していない。より広範なCopilotのコンテキスト機能と操作機能は、対象のCopilot+ PCに別途展開され、端末や市場の条件がある。RTX Sparkハードウェアが購入可能になっただけで、これらのソフトウェアの発売日が確定するわけではない。

実際の次の手順は、地域で注文できる構成を、使いたいモデルや制作作業が必要とするメモリーと照らし合わせ、その後、その構成を使うアプリの現在のリリースチャンネルを確認することだ。これはハードウェアの販売開始についての続報であり、ローカルAIの作業全体が広告どおりに動くかを実機で評価した結論ではない。

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