OpenAIは9月29日のDevDayでChatGPT Spaceを発表した。Spaceは編集可能なページやファイルをまとめ、ChatGPTを使って複数の人が同じ資料に取り組めるようにする。チーム責任者にとって、最初の作業はシンプルでよい。既存の議論をプロジェクト概要にまとめ、同僚に必要なアクセス権を付与し、ほかの人を招待する前にページに何が表示されるかを確認する。このガイドはOpenAIの現在のヘルプセンターの案内に沿っている。BIG CHANGEはSpaceを作成・テストしていない。
大きな変化
ChatGPTでは現在、対象となるPro、Business、EnterpriseアカウントでSpace内の共有ページを利用できる。会話からページを作成し、人やChatGPTが編集し、別のページの下に整理できる。ページへのアクセスは、ページ自体、親ページ、またはそれを含むSpaceから付与される。この継承により共同作業は簡単になる一方、アクセスを確認するときは直接招待だけでなく複数の場所を調べる必要がある。リンクされたソースファイルの権限は別のままだが、そこから共有ページにコピーされた情報はページ閲覧者が読める。
始める前にアクセスを確認する
OpenAIのスタートガイドによると、Spaceの作成と編集にはPro、Business、Enterpriseが必要で、提供は段階的に進んでいる。管理対象のワークスペースでは共有が制限されることがあり、Enterpriseの管理者が有効化する必要もある。カナダまたはアラブ首長国連邦にデータを保管するBusinessおよびEnterpriseワークスペースでは、Spaceはまだ利用できない。作成と編集にはWeb版またはデスクトップ版ChatGPTを使う。モバイルではページの検索、閲覧、共有はできるが、編集はできない。
この手順では、共有ページに掲載してよい既存のChatGPT会話またはプロジェクト資料と、招待する相手、閲覧または編集の役割を決めておく。引用したOpenAIのマニュアルにはSpaceの別料金は記載されていない。機能を前提にする前に、現在のプランと組織設定を確認する。OpenAIによると、Slides、Sheets、Keep updatedによるページの自動更新は提供開始時点では利用できない。
アクセスできるアカウントでは、SpaceがLibraryに置き換わる。Projectsはプロジェクトのチャット、ファイル、指示を扱う別の機能として残る。Spaceを作成しても、Projectの内容は移動しない。
Spaceと概要ページを作成する
Web版またはデスクトップ版ChatGPTで、OpenAIの説明ではChatGPTにSpaceの作成と命名を依頼する。次に、概要に使う資料が含まれる会話を開くか、使用が許可されたメモやファイルで会話を始める。名前を付けたSpaceに、資料の目標、決定事項、次の手順をまとめたページを作るようChatGPTに依頼する。作成されたページを開き、名前、日付、計算、出典を確認する。テキストを直接編集するか、具体的な変更を依頼する。
概要の下に補助ページを作成できるが、サブページは親ページのアクセス権を引き継ぐ。OpenAIによると、別の親ページの下に移動すると、閲覧できる人が変わることがある。移動を確定する前にアクセス権を確認する。この手順で期待されるのは、対象のSpaceに編集可能な概要があり、補助ページがその下に整理されていることだ。これはOpenAIの説明にある想定であり、BIG CHANGEが確認した結果ではない。
同僚を招待し、アクセス経路を確認する
ページを開き、共有を選び、共同作業者と閲覧または編集の権限を設定する。ヘルプセンターの説明では、閲覧権限は読む人向け、編集権限はページの変更を許可する設定とされている。共同作業の対象がSpaceの全内容なら、Space全体を共有することもできる。管理対象ワークスペースでは、管理者の制御によって選択肢が表示されない、または制限されることがある。ガイドと選択肢が異なる場合は、対象のアカウントとワークスペースを使っているか確認する。
ページ、親ページ、Spaceを通じて誰がアクセスできるか確認する。ページへの直接招待を削除しても、親ページやSpaceから継承されたアクセス権は消えない。OpenAIによると、継承されたアクセスを外すには、権限を与えている親ページまたはSpaceの設定を変更する必要がある。親ページを変えると、サブページの閲覧者も変わる可能性がある。
ファイルのアクセス権は別に確認する。ページにアップロードしたファイルはページの権限に従う。Spaceや接続サービス内のものを含め、別の場所に保存されたファイルへのリンクは元ファイルを開く権限を与えない。元のサービスのルールが適用される。共同作業者に必要なら、そのファイル固有の共有設定を確認する。一方、ファイルを開けなくても、そこからページにコピーまたは要約された内容はページ閲覧者に見える。
個人情報とデータ設定を確認する
ページを共有しても、個人チャットやChatGPT Memoryが共有されるわけではない。OpenAIは、ページの作成を手伝う際にChatGPTがMemoryを使う場合があり、個人情報がページに書き込まれると閲覧者に読まれると注意している。共同作業者を招待する前に、ページの文章とアップロードを確認する。元ファイルのアクセス制限によって、すでにページにコピーした情報が隠れるとは考えない。
各共同作業者は自分のChatGPTを使う。個人アカウントについて、共有とデータ管理のガイドは、エージェントが共有コンテンツを扱うとき、その人自身の学習とMemoryの設定に従うと説明している。あなたの学習設定は他の共同作業者の設定を制御しない。OpenAIは、BusinessまたはEnterpriseのデータを既定では学習に使わないとしている。これらの設定とページ権限は目的が異なるため、共有ページに含める資料を決める際は両方確認する。
公式に示された完了確認では、対象のSpaceにページがあること、対象者の閲覧・編集権限を直接共有と継承共有の両方から確認すること、リンクされた元ファイルへのアクセスを別に確認すること、非公開にすべき情報がページにないか点検することが必要だ。BIG CHANGEは実際のアカウントでこの手順を実行しておらず、結果も直接確認していない。2026年10月5日の確認時、OpenAIのヘルプセンターは正確な改訂時刻ではなく「7時間前に更新」という相対表示のみだった。画面や提供状況は変わる可能性がある。
出典・関連資料
- OpenAI「ChatGPT Spaceを始める」、2026年10月5日確認。利用条件、ページ作成・編集、整理、共有、ファイルの扱い、提供開始時の制限に関する主要資料。正確な改訂時刻ではなく相対的な更新表示があった。
- OpenAI「ChatGPT Space:共有、データ、管理」、2026年10月5日確認。直接・継承アクセス、コピーされた文脈、ファイル権限、Memory、モデル学習設定を説明する。こちらも相対的な更新表示だった。
- OpenAI「DevDay 2026のまとめ」、2026年9月29日。ChatGPT SpaceとPagesの発表時期を示す資料。ガイドの手順は現在のヘルプセンター記事に基づく。
- OpenAI「ChatGPTのProjects」、2026年10月5日確認。別機能であるProjectsの背景情報。



